活人画(タブロー・ヴィヴァン)とは、よく知られた絵画や歴史・物語場面を不動のポーズによって再現する遊びのことです。18~19世紀にヨーロッパの上流階級の集会や夜会の余興としてもてはやされた活人画は、明治期の日本に、舶来の新たな遊びとして移入されました。本講演では明治期から現在にいたる日本の活人画の歴史を追いかけます。

【講演会詳細】
日時: 2025年11月19日(水) 12時~14時
会場: Sala de Conferencias, Facultad de Filosofía y Letras, Universidad Autónoma de Madrid
言語: 日本語(スペイン語逐次通訳)
入場無料。ただし定員に達し次第、入場を締め切らせていただきます。

【講師プロフィール】
京谷啓徳(きょうたに・よしのり)
1969年、香港生まれ。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。
九州大学准教授を経て、2019年より学習院大学文学部教授。
専門はイタリア美術史、文化資源学
おもな著作に『ボルソ・デステとスキファノイア壁画』『もっと知りたいボッティチェリ』『凱旋門と活人画の風俗史:儚きスペクタクルの力』など


*******