© Fuyuko MATSUI 2002 Becoming Friends with All the Children in the World 《世界中の子と友達になれる》



©2011 Faou Foundation Mariko Mori Primal Rhythm: Sun Pillar, Photo: Richard Learoyd

 
3/8の国際女性デーを記念して、現代日本女性アーティストによる作品および映画世界に見られるエコフェミニズムについて考察、その変化と再評価について議論する講演会およびラウンドテーブルを実施いたします。

現代女性アーティストを代表して、繊細な日本画の技術を駆使しながら、トラウマや社会的なメッセージをグロテスクともいえる表現で伝える松井冬子、90年代より自然と人類の調和をテーマとした作品を多く手掛け、調和が失われつつある現代においてテクノロジーを駆使しつつも環境や自然に調和するためのメッセージを伝え続ける森万里子、という日本の今を代表するアーティストをとりあげる一方で日本映画の世界に見えるエコフェミニズムについても考察いたします。
今回は、対面/オンラインのハイブリッド形式で実施いたしますので、皆さんぜひ奮ってご参加ください!


Little Forest (Junichi Mori, 2014)

【イベント詳細】
日時:2024年3月4日 (月) 16:30h-18:30h CET(UCT +1)
場所:TAI Escuela Universitaria de Artes講堂  Calle de Recoletos, 22, 28001 Madrid
形式:ハイブリッド
参加無料。ただし、定員に達し次第、参加申込み受付を終了させていただきます。参加には以下のリンクからの事前登録が必要となります。

登壇者紹介
モデレーター:
モンセラット・クレスピン
バルセロナ大学哲学科教授、ADHUC(ジェンダー研究)センター研究員。同大学で哲学博士号を取得し、国際交流基金の日本研究助成プログラムフェローとして国際日本文化研究センター(日文研)で研究を行った。日本の現代哲学に関する数多くの著作があり、Feminismo e identidades de género en Japón (Bellaterra, 2021)、フェルナンド・ヴィルツとの共著Después de la nada (Herder, 2023)の編集者でもある。最新刊は、中島力蔵のLa doctrina kantiana de la cosa en sí (1889)の翻訳と紹介(Comares, 2023)。




パネリスト:
アイタナ・メリノ
マドリード自治大学教授。筑波大学で美術史の修士号を取得。専門は日本美術、書道、現代美術運動、文化交流。







アナ・トゥルヒーヨ
マドリード・コンプルテンセ大学で美術史の博士号を取得。現在、マドリードのポンティフィシア・コミーリャス大学人間社会科学部国際関係学科講師。主な研究テーマは、19世紀から20世紀にかけての日本の芸術と文化、および西洋との関係。研究グループ「日本とスペイン」のメンバー。また、アジア研究グループ(GIA)のメンバーでもある。




ニエベス・モレノ
マドリード自治大学で文化研究の博士号を取得。現在は、TAI芸術大学の映画・視聴覚芸術学科で教鞭をとる。研究グループ「日本とスペイン」のメンバー。「芸術を通した交流」 研究グループ、アジア研究グループ(GIA)、マドリード・コンプルテンセ大学日本研究誌『未来』幹事。マドリード自治大学の映画史雑誌『Secuencias』の編集者でもある。




主催:国際交流基金マドリード日本文化センター
協力:
TAI Escuela Universitaria de Artes
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