
現在、マドリード日本文化センターの公式Youtubeチャンネルで絶賛公開中の琴とギターによるコラボレーション作品「セビリアの侍」ですが、この音の旅はまだ終わったわけではありません。
この度、KUBOTA ESPAÑAの協力により、当作品が生まれた地、セビリアでのコンサートが実現することになりました。
国際親善協会主催によるJAPAN WEEK において、国際交流基金マドリード日本文化センター、KUBOTA ESPAÑA共催による「セビリアの侍」を一部お楽しみいただけます! また、11月17日には、慶長使節団末裔が多数住んでいると言われているコリア・デル・リオ市において、単独コンサートも開催されます。
いずれのコンサートも入場無料となりますので、ぜひ皆様お誘いあわせの上、ご来場ください!
詳細情報:
コリア・デル・リオ コンサート
日時:11月17日(木)20:00~21:15
場所:Centro Cultural de la Villa (C. Cantalobos, 0, Coria del Río )
セビリア JAPAN WEEK
日時: 1) 11月19日(土)22:20~22:50
2) 11月20日(日)13:20~13:50
場所:Teatro Pathé (calle Cuna, 15, Sevilla)
JAPAN WEEK 詳細: https://iffjapan.or.jp/about_jw/japanweek47
作品概要:
昨年、2021年12月に、東京のインスティトゥト・セルバンテスにて『セビリアの侍』の公演が行われました。この公演は、ジョン・ヒーレイ作の同名の小説が元で作られた、箏とクラシックギターのコラボレーション作品です。1614年、スペインとの商用関係を築くためにセビリアに訪れた慶長使節団と共に「シロウ」と呼ばれる侍がセビージャに降り立ちます。言わば、日本とスペインの文化が交わる最初のきっかけとなった史実が元になっており、これは両国の初の交流と言えるとても意味のあるできごとです。今回、この作品を演奏するため、2つの伝統楽器のコラボレーションで、日本とスペインを代表する国際的アーティスト、榎戸二幸さんとホセ・マリア・ガジャルドさんがご出演されました。作品自体は、ガジャルドさんが作られています。
国際交流基金としてスペインの皆様にもぜひこの素晴らしいコラボレーションを聴いていただくべく、今回、このコンサートが実現の運びとなりました。
ぜひ、この素晴らしい音色を生の音でお楽しみください!
出演者プロフィール

榎戸二幸(えのきどふゆき)
箏奏者。
東京芸術大学卒業・アカンサス音楽賞受賞。同大学大学院音楽研究科修了。
三歳より故・大叔母小橋幹子(元東京芸術大学教授・社団法人日本三曲協会参与・箏曲宮城会名誉理事・宮城道雄記念館理事)に師事し、初舞台では、永田町にある国立劇場において独奏をした。中学生の頃からニュージーランドやドイツ、トルコ、フランスなど海外36カ国以上で公演を行った。2012年には、文化庁長官より平成24年度文化庁文化交流使を拝命。
ガジャルド氏との出会いは、国際交流基金共催による2019年のASEM外相会合において榎戸氏を招へいした際、スパニッシュギターとの共演が提案されたことがきっかけで今回の作品が産み出された。
榎戸二幸公式サイト http://fuyuki5252.com/

ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ
スペイン、セビリア出身
クラシックギタリスト&作曲家。小澤征爾、ジョン・ウィリアムズ、村治佳織等数々の著名な音楽家と共演し、一方で様々なギター曲の作曲を手掛けている。
6歳で母親の勧めでギターを習い始め、9歳の時にセビージャ音楽学校に入学し、クラシックギタリストへの道を歩み始めた後、現在に至るまで様々な功績を残している。
これまでにソロギター、コンサート、演劇やサウンドトラックを含む100以上の作品を作曲。
彼の作品は、フラメンコダンスの世界でも広く使用されている。
彼の作品は、フラメンコダンスの世界でも広く使用されている。
今回の「セビリアの侍」の作品は、2023年11月に仙台市でも公演予定となっている。
