JF日本語教育スタンダード
JF日本語教育スタンダードとは?
JF日本語教育スダンダードは「相互理解のための日本語」を理念とし、課題遂行能力(言語を使って具体的な課題を達成する能力)及び異文化理解能力(お互いの文化を理解し尊重する能力)の育成をめざし、世界中の教育現場での実践に役立つように開発されました。
課題遂行能力を「~できる」という文で記述したCan-doはA1~C2の6つのレベルに分けられており、この6つのレベルはCEFR1と共通です。そのため、他の言語と同じ指標で日本語のレベルを捉えることができます。
6つのレベルとCan-doの例
JF日本語教育スタンダード関連Webサイトと資料のダウンロード
【Webサイト】
JF日本語教育スタンダード公式ポータルサイト JF日本語教育スタンダードの理念、概要、活用事例など包括的な情報と、それらに関する資料を提供しています。 |
みんなの「Can-do」サイト
日本語の熟達度を「~できる」という形式で示したCan-doの データベースです。ご利用にはユーザー登録(無料)が必要です。コースデザイン、授業設計、教材開発などCan-doを使った日本語教育実践をサポートします。 |
【資料】
レベル別JF Can-doリスト2のダウンロードは下記のボタンを押してください。
A1 | A2 | B1 | B2 |
まるごと 日本のことばと文化
『まるごと 日本のことばと文化』はJF日本語教育スタンダードにもとづいて開発されたコースブックです。
入門(A1)、初級1(A2)、初級2(A2)、初中級(A2/B1)、中級1(B1)、中級2(B1)の6レベルがあります。スペインではこちらの書店から購入することができます。
『まるごと』は当センターの図書館で閲覧可能です。
『まるごと』について詳しく知りたい方は公式ポータルページをご覧ください。
注
1 欧州評議会が2001年に発表した「ヨーロッパ言語共通参照枠 (Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment) の略で、スペイン語ではMCERと略されます。世界の言語教育・学習の場で共有される枠組みとして広く導入されています。
2 JF日本語教育スタンダードにはCEFR Can-doとJF Can-doがあります。CEFR Can-doが汎用性の高い抽象的な記述であるのに対して、JF Can-doは日本語の使用場面を想定し、具体的な言語活動を例示するものです。